新入りあけびちゃん

グミちゃんを無事トライアルへ送り出したと同時に新入りさんの預り開始。

今までならすぐに新入りさんを受け入れる事は私はやっていないのだが、今回は特別な事情というかイレギュラーなことが起こり受け入れることに。

というのも、グミちゃんトライアル前日に例の多頭飼育崩壊現場が火事に。例のというのはドラクロアドッグランチが発足してすぐに関わることになった群馬県の現場。

50~60頭の犬達が一人の人間によって幸せとは言えないであろう過酷な環境で飼われていた。ドラクロアドッグランチでも今までも何頭もレスキューして里親さんに繋げてきた思い入れのある子達。その仲間がまだ十数頭現場に残っていた。

現地のボランティアさんや親戚の人間達により犬達は係留して個体の確認ができる状態になっていたが、たった一匹だけ捕まえることが出来ず敷地内を自由にしていた若いメス犬がいた。そのメス犬は3度出産をした。その度に子犬だけでも、と現地のボランティアさんがある程度の大きさになったのを見計らって保護してきた。その母犬はご飯の時間にはやってくるがすぐに消えていく。 この子の子供たち計六匹はドラクロアドッグランチが引き受けて全員里親さんに繋ぐことができている。可愛い子犬たちを一人で出産し、一人で育てた母犬のことが私はずっと気になっていた。

私はこの現場の子達3頭を預りしたことがある。どのこも本当に可愛くて穏やかで性格のいい子達だった。この現場の子達は本当に性格がいいこばかり。おとなしくてビビリでいつも部屋の隅っこにいるようなタイプの子達。だからいつしかこの子達のことをすみっコぐらしと呼ぶようになった。

ある日その母犬を捕獲することができた、とと代表から知らされた。あぁ良かった~とも思ったが捕獲と言ってもあの現場に係留して置くことになるのだ。毎日ボランティアさんが来てくれて話しかけてくれてお掃除してくれる。避妊手術まで受けさせてくれたのだが、預かる場所が確保できないことにはあの現場から連れて帰ることができない。

気にかけながらも私は目の前のグミちゃんをまず里親さんに繋げること。それが今の私の一番大事なこと。と切り替えて過ごしていた。そしてトライアル前日にまさかの現場の火事。 

群馬県にいるドラクロアドッグランチのボランティアさんも火事の現場にかけつけてくれた。十数頭いた犬たちは消防や親戚の人達により火事からはまぬがれた。怪我もなかったとのこと。ただ、急いで犬達を火事から守ったため数頭が逃げ出してしまったとのこと。逃げてしまった犬たちはボランティアさん達によって数日後無事捕獲できたそう。

火事の日、ボランティアたちでのグループラインで代表が「母犬だけでも連れて帰ってきて!」と。現場にかけつけたボランティアさんが飼い主を説得。飼い主は嫌だ、連れていかせない!と。でも火事で全焼させておいて(原因はこの飼い主)犬達の世話できるわけない(もともと世話してないけど)と話をつけてくれて何とかこの母犬だけ連れて帰ることに成功。気づいたら「その母犬、私が預かります!」とラインをうっていたのだった。

グミちゃんを代表宅に届けるのだからその母犬を車に乗せて帰る、それが一番スムーズだと思った。

そして初めまして、の母犬

あまりの小ささに驚いた

すみっコぐらしチームはビビリで撫でられたり抱っこ等が苦手な子が多いなか、抱っこOK撫でるのOKときたもんだ。とにかく可愛くて小さい。こんな小さな身体でよくあんなにムチムチな子達を産んで育てたなぁと本当に驚いた。

すぐにベッドで寝てくれた

家に着いてからも落ち着いていて庭でおトイレ済ませたらベッドで落ち着いて寝てくれた。名前は前日にいくつか候補をいただいていたのだがなんかピンとくるものがなく、私から代表に提案した。それが「木通(あけび)」

あけびちゃんは人間にもすぐに寄ってきて撫でさせてくれる。リードつけて歩くこともできる。こんなに楽チンな子はじめて~と感動したのも束の間。楽チンなのは2日で終わった、、

#ドラクロアドッグランチ#預りボランティア

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この記事を書いた人

雑種犬の女の子ハルのお母さん。 
ご縁があってドラクロアドッグランチの預りボランティアをさせていただいております。 
ハンドメイド作家としても頑張っております。
~petit ami ~プチタミも
よろしくお願いいたします。

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